昨日の【役員決め】の中で
コワモテすずりん不利!ってな話に触れたけど
うちの息子たちも 不利な状況に陥ったことがあるのよ。
それは中学での授業中。
タロウがボールペンをカチカチといじっていた。
すると先生から
「タロウ、うるさいぞ。」 注意された。
普段から暴れん坊将軍なタロウだから
その後にも続いたカチカチと言う音を
先生はタロウの仕業と思い込んだ。
カチカチ・・・前の席の友達が鳴らしては
タロウの方を向いて ニヤっと笑う。
「おいっ! ヤメロよ。」
小声で友達に言う。
黒板を向いている先生が
「タロー!」
「ボクじゃないです。」
とタロウが言う。
またカチカチとどこかで音がする。
音のする方向を見ると 友達がタロウをみて
ニヤーっと笑う。
「タロー いいかげんにしろー!」
黒板を向いたまま 振り向きもせずタロウを注意する先生。
「オレじゃありませんって!」
そのやりとりをみて 友達がニヤニヤと笑う。
あっちでカチカチ こっちでカチカチ・・・。
クスクスと笑い声の連鎖。
あちこちで音がしたら一人の仕業じゃないって
わかりそうなものなのに
普段から何かといじりやすいタロウをターゲットに
「いい加減にしろよ、タロウ!ふざけんなよ!」
この先生の一言にとうとうタロウは
「オレじゃねえよっ!」
ブチキレた。
授業が終わり、タロウは職員室に連行された。
「さっきのあの態度はなんだ!」
何ギレなんだか先生が怒る。
「じゃ、後ろを見て 誰の仕業かちゃんと確認してくださいよ。
あちこちで音がしてたら 一人じゃないくらい見てくださいよ!」
マジに抗議した!
「それにしてもあの態度はいかん!」
「それについては生意気だったかもしれませんが
オレは納得いきません。
最初に注意されてからオレはやってないんですから!」
自分のいたずら心から
濡れ衣でタロウが職員室に連れていかれてしまったことに
おどろいた友達が職員室にきた。
「あのときのカチカチはボクです。」
先生にちゃんと話したから タロウへの疑いは晴れた。
先生もあやまった。
「ちゃんと確認しないで悪かった。」
あれから3年・・・。
次男坊のペイちゃんにも同じような事件がおこる。
授業中、近くの席の子と目が合って
なんとなくニコニコしちゃったペイちゃん。
「ペイくん、何わらってるの!」
この女の先生、大学を出てからはじめに副担任に着いたのが
生徒指導の先生だった。
生徒指導の先生はベテランで厳しいけれど生徒たちには人気がある。
どうもその先生の受け売りが多くて
経験が浅いのに エラそうな態度をするから
生徒たちは 大嫌いなんだな。
まだ経験が浅いからって 卑屈になる必要はないけど
自分らしさを失わずに一生懸命やったほうが
生徒たちとの距離は縮まるんだけど それもわからないほど若い。
暴れん坊将軍のタロウ兄ちゃんとは違って
弟のペイちゃんは あからさまな反抗姿勢は見せない。
またまた友達が
ペイちゃんをみては おもろい顔をしてみせたり
ニカーっと笑っては ペイちゃんの笑いを誘う。
睨まれたり 嫌がらせを受けてるわけではないから
ついついペイちゃんも 笑ってしまう。
「ペイくん! 調子に乗ってるんじゃないよ!」
カッチーン!
「調子になんか乗ってねえよ。」
ボソっと独り言。
ほっときゃいいのに先生もムキになる。
「廊下に出ろ!」
おいおい、オモテへ出ろって
飲み屋のケンカじゃないんだからさ〜。
いつもならペイも
「廊下に出て反省しなさい」的な指示には素直に従うものの
このときばかりは納得いかず
廊下へ出ろ!の指示には従わなかった。
ここまで話を聞いて、家族も 私の友達もビックリ!
「えっ? ペイちゃんが? ウッソ〜。」
いつも人の気持ちばかり考えて
言いたいことの半分は飲み込んでしまう。
のびのびやりなさい。
気にしないで大丈夫だから・・・。
ペイには いつもそう声をかける。
兄のタロウには
ちっとは気にしろ!
そう声をかける。
ペイの反抗・・・チョー意外!
その日、学校から電話があるかと思っていたが無かった。
数日たって、その先生からペイは呼び出された。
「なんだろうなあ・・・。」
職員室に行くと
数日前のその一件を注意されたんだと!
はあ〜???
現場処理が基本だろうよ!
お互いにクールダウンする時間が必要だったとしても
べつに先生と取っ組み合いのケンカしたわけじゃないんだから
せめて 翌日でしょ。
数日後って何だよなあー???
しかも担任だあ。
毎日顔あわせてたろうに 一件のこと自分は忘れてたんじゃないか?
急に思い出して 怒りがこみ上げて
一発こらしめてやろう・・・そんな印象しか沸かないぞい。
そこでペイは あの時の状況を話した。
調子に乗ってるわけでも何でもなかったことを話した。
先生も状況をわかったらしいが
タロウのときと違ったのは
「先生も悪かった」と 認めはしなかったから
「わかったってのは、口先だけなんだなあ・・・。」と
ペイの心は またその先生から離れてしまった。
3学期終了間際の 3月半ばのことだった。
通知表には酷評されていた。
一生残る通知表に たった一度のトラブルを大げさに・・・。
1年間に何度も何度もあった行動なら
いつか読み返したときに 少しでもプラスになるように
ひとこと添える程度に書くことは必要だよ。
だけどさあ
通知表に所見を書く時期に起こったことを
書くなよなあ・・・。
人格形成に一番影響のある時期にかかわるんだから
通知表ってのは
教科の評定を表す数字や、係り、委員会の所属記録だけじゃないんだから
気をつけて言葉を選ばなきゃさあ・・・。
所見欄に書くことがなかったんだろうなあ・・・。
それで最近の出来事を書いちゃうんだよ。
普段からちゃんと生徒を見てろよー!
進級おめでとう。
そのあとに書く言葉を考えていると
1年間の出来事があとからあとから頭にうかんで
泣いちゃったりするんだよ、担任ってさあ。
泣いちゃうと手が震えるから
心を落ち着かせようと 時間を費やすんだよ。
数年後に読み返したときに 少しでもプラスになるように
慎重に慎重に言葉を選ぶもんだよ。
神経遣うもんだよ。
オレじゃねえよ! な 子供たちの経験を思うと
これもコワモテすずりんの影響なのかな・・・って
凹むわ。
勘違いされやすい 人相風体なのかなって・・・。
いや、子供たちはダーリン似だ!
やさしい顔してるぞい。
うーむ・・・。
「経験が浅いので 指導が行き届かなくて・・・」
4月にそう言った先生に
「先生の思うようにのびのびとやってください。」って
エールを送ったんだけどなあ・・・。
思うようにのびのびと・・・の意味を 履き違えちゃったのかなあ・・・。
「オレじゃねえよ!」
子供にも言い分があるんだよ。

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