Thu
05/01
2008
タロウの涙
昨日の午後、
長男タロウが部屋から出てくるなり
「おかあさん! K先生が亡くなったんだって!」
部屋で昼寝をしていたら、携帯が鳴って起こされた。
出ると、高校のバレー部の後輩だった。
後輩は今年3年生。
この春卒業したタロウに一報入れてくれたのだ。
亡くなったK先生はタロウが2年生のときの担任だった。
数年前までは タロウの所属したバレー部の顧問だったが
一緒に指導していた定年間近の教諭と
指導方針をめぐり対立し、身を引いたらしい。
残った教諭が定年退職し 新任が顧問になったが
以前ここでも書いたとおり
スポーツ経験もなく自分が部活動をした経験もなかったため
指導に行き詰まり 教諭の道も退いてしまった
つまり学校をやめてしまった。
担任も、教科も、部活も投げ出してしまった。
残されたタロウたちバレー部は指導者を失った。
そんなとき
体育館やその近くに用事があると立ち寄り
バレーの技術を教えてくれた。
厳しいけれどあたたかい先生だった。
タロウはそんな先生が好きで
担任を離れても 部活を引退しても
なにかしらその先生とのかかわりを続けていた。
人生にたった一度の高校生活で
心に残る先生に出会えたのは とても幸せなことだった。
死因は 交通事故。
交差点に自転車で進入し 出会い頭にはねられて
体に目立った傷はなかったものの 頭を強打した。
病院に運ばれて 1〜2日 頑張ったけれど
結局、意識がもどらないまま息を引き取った。
そんな話だった。
「子供が3人いるんだよ、あの先生。」
私よりも 少し下ぐらいの年齢だから
タロウとも歳の近いお子さんがいるのだろう。
もっと小さいお子さんもいるだろう。
なのに
ある日突然、天に召されてしまった。
「急すぎるよ・・・。」
そうつぶやくと
タロウの目から涙がおぼれ落ちた。
私よりも ひとまわりも ふたまわりも大きな体をした
18歳の息子が 肩を落として泣いた。
かける言葉もみつからず
ただ一緒にいてやることしかできない・・・。
私のそばでしばらく泣くと
不意に立ち上がり自分の部屋に行った。
しばらくするとまたリビングに来た。
2年生のとき一緒のクラスだった友達(男子)に
ほぼ全員 電話をしていたのだった。
「あと数人なんだ。」
連絡のつかない友達の名前をメモして
連絡がつくと 線をひいて消している。
また、私の知らないタロウの姿をみた。
甘ったれで 暴れん坊将軍で めんどくさがりで・・・
母親の前ではそんな姿ばかり見せているが
友達の中では そんなに行動派だったのね。
タロウの大好きな先生は
亡くなってまで 生徒の成長にかかわっている・・・
そんな気がした。
ちなみに パンダのリンリンも同じ日に亡くなった。
不謹慎かもしれないが
パンダを見るたびに 私はK先生を思い出すと思う。
きっとタロウも・・・。
たくさんの人たちに愛されて
たくさんの人たちに愛をくれた
そんな2つの命が
同じ日に天に召された。
タロウ・・・たくさん泣いていいんだよ。
家族の前で我慢しなくていい。
それだけ心に残る高校生活を経験させてくれた
大好きな先生との永遠の別れなんだもの。
母親の私も感謝しているよ。
君の悲しみには及ばないかもしれないが
やっぱり涙がこぼれるんだ。
本当にいい先生だったね。
どうか安らかに・・・。
・・・
・・・
・・・
・・・ 
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長男タロウが部屋から出てくるなり
「おかあさん! K先生が亡くなったんだって!」
部屋で昼寝をしていたら、携帯が鳴って起こされた。
出ると、高校のバレー部の後輩だった。
後輩は今年3年生。
この春卒業したタロウに一報入れてくれたのだ。
亡くなったK先生はタロウが2年生のときの担任だった。
数年前までは タロウの所属したバレー部の顧問だったが
一緒に指導していた定年間近の教諭と
指導方針をめぐり対立し、身を引いたらしい。
残った教諭が定年退職し 新任が顧問になったが
以前ここでも書いたとおり
スポーツ経験もなく自分が部活動をした経験もなかったため
指導に行き詰まり 教諭の道も退いてしまった
つまり学校をやめてしまった。
担任も、教科も、部活も投げ出してしまった。
残されたタロウたちバレー部は指導者を失った。
そんなとき
体育館やその近くに用事があると立ち寄り
バレーの技術を教えてくれた。
厳しいけれどあたたかい先生だった。
タロウはそんな先生が好きで
担任を離れても 部活を引退しても
なにかしらその先生とのかかわりを続けていた。
人生にたった一度の高校生活で
心に残る先生に出会えたのは とても幸せなことだった。
死因は 交通事故。
交差点に自転車で進入し 出会い頭にはねられて
体に目立った傷はなかったものの 頭を強打した。
病院に運ばれて 1〜2日 頑張ったけれど
結局、意識がもどらないまま息を引き取った。
そんな話だった。
「子供が3人いるんだよ、あの先生。」
私よりも 少し下ぐらいの年齢だから
タロウとも歳の近いお子さんがいるのだろう。
もっと小さいお子さんもいるだろう。
なのに
ある日突然、天に召されてしまった。
「急すぎるよ・・・。」
そうつぶやくと
タロウの目から涙がおぼれ落ちた。
私よりも ひとまわりも ふたまわりも大きな体をした
18歳の息子が 肩を落として泣いた。
かける言葉もみつからず
ただ一緒にいてやることしかできない・・・。
私のそばでしばらく泣くと
不意に立ち上がり自分の部屋に行った。
しばらくするとまたリビングに来た。
2年生のとき一緒のクラスだった友達(男子)に
ほぼ全員 電話をしていたのだった。
「あと数人なんだ。」
連絡のつかない友達の名前をメモして
連絡がつくと 線をひいて消している。
また、私の知らないタロウの姿をみた。
甘ったれで 暴れん坊将軍で めんどくさがりで・・・
母親の前ではそんな姿ばかり見せているが
友達の中では そんなに行動派だったのね。
タロウの大好きな先生は
亡くなってまで 生徒の成長にかかわっている・・・
そんな気がした。
ちなみに パンダのリンリンも同じ日に亡くなった。
不謹慎かもしれないが
パンダを見るたびに 私はK先生を思い出すと思う。
きっとタロウも・・・。
たくさんの人たちに愛されて
たくさんの人たちに愛をくれた
そんな2つの命が
同じ日に天に召された。
タロウ・・・たくさん泣いていいんだよ。
家族の前で我慢しなくていい。
それだけ心に残る高校生活を経験させてくれた
大好きな先生との永遠の別れなんだもの。
母親の私も感謝しているよ。
君の悲しみには及ばないかもしれないが
やっぱり涙がこぼれるんだ。
本当にいい先生だったね。
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